楽天株式会社は26日、「会社分割(簡易吸収分割)による事業の承継に関するお知らせ」を発表。MVNO事業(格安スマホ)の「FREETEL」を運営するプラスワン・マーケティング株式会社(POM社)の国内MVNO事業(ただし、一部サービスを除く)を承継することを明らかにした。効力発生日(予定)は11月1日。
楽天グループでは、2014年10月スタートのMVNO「楽天モバイル」を提供しているが、「FREETEL」のモバイル端末事業、MVNO事業を合わせると、格安スマホ業界ではソフトバンク系の「ワイモバイル」、NTT系の「OCNモバイルワン」に次ぐ3位にランクアップする。
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格安スマホは料金の安さと利便性が浸透しつつあり、大手携帯キャリアからの乗り換えも多く、シェアを伸ばしている状態。1位のワイモバイルは2017年に入って好調で、シェアは3割~4割とされていて、楽天ではワイモバイルを早めに追撃したい構えだ。
買収によって楽天ではPOM社が保有するユーザーを含めたMVNO事業を承継対象として会社分割を行う。当該組織を再編以降は、両社において事業シナジーを検討し、協業に向けた取り組みを進めるとしている。
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