ビットコイン一時6000ドル割れ １週間で５割下落 中国規制を懸念

　インターネット上の仮想通貨、ビットコインの価格下落が止まらない。情報サイトのコインデスクによると、日本時間６日午後に１ビットコイン＝6000ドルを割り込んだ。世界的な同時株安に加え、中国政府が仮想通貨取引の規制を一段と強化すると伝わり、投資家の換金売りが膨らんだ。

　６日午後５時現在、5960ドルで推移している。6000ドル割れは2017年11月以来３カ月ぶり。売り買いともに注文が少なく、値が振れやすい。１月30日に付けた直近高値の１万1100ドル程度に比べて、この１週間でほぼ半値になった。イーサリアムやリップルなど他通貨も大幅安となっている。

　中国政府の規制強化方針を受け、レバレッジ取引を手掛ける中国人のビットコイン投資家が一斉に保有する仮想通貨の手じまい売りに走ったようだ。中国ではすでに仮想通貨取引が原則禁止されているが「海外サイトなどを通じた取引が続いていた」（大和総研の矢作大祐氏）との見方がある。

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