樫尾和雄さん死去 カシオ計算機創業者で会長兼CEO
カシオ計算機創業者で会長の樫尾和雄(かしお・かずお)さんが18日午後11時35分、誤嚥性(ごえんせい)肺炎のため死去した。89歳だった。通夜・葬儀は近親者で行う。後日、お別れの会を開く予定。
父親が経営していた工作機械工場「樫尾製作所」を受け継いだ長男の故・樫尾忠雄氏ら兄弟3人と、1957年6月にカシオ計算機を創業した。忠雄氏が経営、次男の俊雄氏や四男の幸雄氏が商品開発にあたる一方、三男の和雄氏は営業面で力を発揮。個人向け電卓「カシオミニ」の販売拡大に貢献し、同社を大手精密機器メーカーに押し上げた。
88年には忠雄氏の後を次いで社長に就任。就任前の83年に発売して販売が伸び悩んでいた腕時計「Gショック」の営業をてこ入れ。米国などで人気を得て、同社の主力商品に育てあげた。2015年6月に27年間務めた社長を長男の和宏氏に譲ったが、会長兼最高経営責任者(CEO)として経営に携わっていた。
(朝日新聞デジタル 2018年06月19日 15時45分)
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