大阪北部を震源とする地震が発生して2日たった20日、関西に拠点を置く企業の復旧に向けた取り組みが進んでいる。シャープは今回の地震で破損した家電製品を半額程度で新品と交換するサービスを検討していると明らかにした。
シャープの家電の交換サービスは、堺市で同日開催した株主総会で橋本仁宏常務執行役員が言及した。今後詳細を詰めるが、同社の運営する会員向けサイト「ココロメンバーズ」を通じて依頼を受け付ける見通しだ。シャープでは過去に台湾で地震が発生した際にも、同様のサービスを実施したことがあるという。
飲食店の営業も通常の状態に戻りつつある。回転ずし最大手のスシローグローバルホールディングスは20日から全店で営業再開にこぎ着けた。
震災当日は30店近くが臨時休業した居酒屋チェーンの鳥貴族では20日までに休業する店舗が高槻市内の2店のみになった。ガスが止まっていることが理由だが「ガスを使わずに調理できるものに絞った営業再開も検討したい」という。
一方、引き続き影響が残る企業もある。
サントリーホールディングスは今週末から、地震で被害を受けた京都ブルワリー(京都府長岡京市)で製造するビールのうち「ザ・モルツ」の大瓶、中瓶の出荷を一時停止する。瓶に飲み物を充填する設備に不具合があり、生産再開できていないためだ。他の商品は手持ちの在庫で対応し、瓶のザ・モルツの生産再開は来週中ごろとなる見通しだ。
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