関西地域で格安店として知られる「スーパー玉出」を展開する玉出ホールディングス(HD、大阪市西成区)が主力のスーパー事業を7月上旬に売却する方向で最終調整していることが15日、幹部への取材で分かった。屋号は当面維持されるが、24時間営業は不採算店を中心に見直しが検討される。
幹部によると、売却先は鶏卵生産大手の「イセ食品」(埼玉県鴻巣市)の関連会社が出資する大阪市内の企業で、従業員の雇用は原則的に引き継ぐ。売却額は約45億円になる見通し。玉出HDはスーパー事業の売却後、大阪府内外の不動産管理事業が中心になる。
売却する理由についてこの幹部は「社長が高齢となり、格安の創業精神を継承する企業が見つかったため」と説明した。
スーパー玉出のホームページによると、大阪府と兵庫県に40店舗余りを展開している。「日本一安売王」をモットーに掲げ「1円セール」などと題したセールを開催し、生鮮食品を含めた格安価格と派手な看板で支持を得てきた。〔共同〕
Read Again https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3183304015062018000000/
0 件のコメント:
コメントを投稿