世耕弘成経済産業相は6日昼、経産省内で記者団の取材に応じ、地震による北海道の大規模停電について「北海道全域が完全に復旧するまでには少なくとも1週間以上かかる見通しだ」との認識を示した。北海道電力の苫東厚真火力発電所(厚真町)で機器損傷や出火が発生し、復旧までに時間がかかるためだ。
北海道電は水力発電や他の火力発電を再稼働させるほか、本州からの電力受給などで、「約290万キロワットの供給力を明日中にも確保できる見込み」(世耕氏)だ。しかし、昨日の北海道の電力需要のピークは380万キロワットで、北海道全域の電力をカバーできない。
一部のエリアには電力の供給が行われない期間が長引く可能性があるとして、世耕氏は「病院などの重要施設へ電力を供給するため、電源車の配備も早急に進めていく」と説明。北海道電のほか、東北電力や東京電力からも電源車を派遣するよう要請したことも明らかにした。
北海道での節電要請の可能性について、世耕氏は「節電以前に電力を供給できない状況であり、まずは(火力発電所の)再稼働を優先させたい」と述べるにとどめた。
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