玩具小売りチェーンの米トイザラスは18日夜、バージニア州リッチモンドの連邦破産裁判所に破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請した。オンラインショッピングの低価格と利便性の前に、同社は消費者の実店舗離れを防げなかった。
発表資料によると、トイザラスは経営再建中も事業を継続するため30億ドル(約3350億円)のDIPファイナンス(事業再生融資)を確保した。
実店舗を中心に事業展開する小売業は店舗閉鎖やショッピングモールへの客足の鈍さに加え、インターネット通販大手アマゾン・ドット・コムの脅威で足元がぐらついている。今年に入ってペイレスやジンボリーなど大手小売企業十数社が不採算店舗の閉鎖やオンライン事業拡大のため連邦破産法11条の適用を申請している。
トイザラスの負債の大部分は2005年にベイン・キャピタルとKKR、ボルネード・リアルティー・トラストによる75億ドル規模のレバレッジドバイアウトで買収され株式非公開となった際に抱えたものだった。それ以降、同社は債務圧縮に苦戦していた。
原題:Toys ‘R’ Us Files for Bankruptcy, Crushed by Online Competition(抜粋)
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