2017年度の第1四半期決算(4‐6月)で黒字転換を果たした三菱自動車。
6月に開催された同社株主総会では益子社長が「業績がV字回復した暁にはランエボの開発に再挑戦したい」と述べるなど、信頼復活に向けた商品戦略を通して、徐々に以前の存在感を取り戻しつつあります。
ルノー・日産アライアンス入りした三菱自には、新6カ年計画「アライアンス2022」への貢献として、EV専用の共通プラットフォームの実用化(〜2020年)や、新たな駆動用モーター、バッテリーの開発、2022年を目処としたPHV技術のアライアンス内展開が期待されているそうです。
SUVとEVの開発に重点を置く同社は、昨年3月のジュネーブショーでコンセプトSUV「eX Concept」を公開以降、今年に入り、日米欧豪向けのコンパクトSUV「エクリプス クロス」や、東南アジア向けのクロスオーバーMPV「エクスパンダー」を立て続けに発表しています。
そして今回、三菱自は東京モーターショー2017において、自社の新たな成長と発展、今後のクルマづくりの方向性を示唆するコンセプトカー「e-EVOLUTION CONCEPT」をワールドプレミアすると発表しました。
ネーミングには“独自の進化したEV”という意味を込めているそうで、同社が得意とするEV技術や、四輪制御技術をさらに進化させるとともに、新たにAI技術を搭載したクロスオーバーSUVタイプのEVと説明しています。
公開されたティザー画像からは、後部ピラー廻りを含むサイドビューに前述の「エクスパンダー」風のイメージが見てとれるとともに、同車のネーミングからはSUVに変身した「ランエボの復活」を連想させます。
約1ヶ月後に開幕する今年の東京モーターショーにおいて、三菱自がどのような市販モデルを前提にして「e-EVOLUTION CONCEPT」を公開するのかが大いに注目されます。
(Avanti Yasunori・画像:三菱自動車)
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東京モーターショー2017 オフィシャルサイト
http://www.tokyo-motorshow.com/
三菱自動車「e-EVOLUTION CONCEPT」
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/innovation/motorshow/2017/tms2017/?intcid3=news_20170920_na
三菱自動車が東京モーターショー17でSUV版の「ランエボ EV」を 公開か?(http://clicccar.com/2017/09/23/514156/)
Read Again http://news.livedoor.com/article/detail/13651541/
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