2017年9月4日月曜日

ユピテル、ドライブレコーダー8.5万台回収 発火の恐れ

 自動車用品メーカーのユピテル(東京)は4日、車両の前方の様子をカメラで記録することができるドライブレコーダー「DRY―FH200」約8万5千台のリコール(無料の回収と交換)を実施すると発表した。内蔵しているリチウムイオン電池から煙が出たり発火したりする恐れがあるため、別の機種に無償で交換する。

 対象製品は2012年10月~13年8月に出荷した計約9万台の一部。残る約5千台は既に回収済みという。

 今年5月に兵庫県三田市と神奈川県横須賀市で、製品とその周辺が燃える事故がそれぞれ発生した。15年4月と16年8月にも大阪府で同様の事故が発生したが、国の第三者委員会は製品に原因はないと結論づけた。

 ユピテルは「多大なご迷惑とご心配をお掛けし、深くおわび申し上げます」とのコメントを出した。

 問い合わせは専用フリーダイヤル0120・027515。同社のホームページでも交換を受け付ける。〔共同〕

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