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日本で未承認の米国製小じわ取り機「サーマクール」を医療機関に不正に販売・リースしたとして、大阪府警は25日、医療機器販売会社「セイルインターナショナル」(大阪市住之江区)の代表取締役の坂口時彦容疑者(62)=大阪市中央区=ら2人を医薬品医療機器法違反容疑で逮捕し、発表した。坂口容疑者は容疑を否認しているという。
生活環境課によると、坂口容疑者らは昨年10月~今年1月、国内未承認のサーマクールを東京都豊島区など三つの医療機関に計3台を販売・リースした疑いがある。
サーマクールは棒状の先端部分を顔に当てて電磁波による刺激でコラーゲンを増やし、小じわやたるみを取るとされる。国内では未承認のため、医師免許のない業者が輸入し、販売することは禁止されている。医師は治療目的で個人輸入して使用することはできるが、販売は禁止されている。
同社は他人の医師免許のコピーを無断で使って書類を作成し、サーマクールを不正に輸入していた疑いもあり、府警が今後捜査を進める。
同社をめぐっては、サーマクールの使用済みの部品を医療機関から買い取り、滅菌処理して別の医療機関に転売していたことが朝日新聞の報道で発覚。やけどや水ぶくれの被害が確認され、厚生労働省が転売された部品の使用中止を呼びかけていた。
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