2018年6月4日月曜日

【市況】東京株式(大引け)=304円高、好調な米経済背景にリスクオンに傾く

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 週明け4日の東京株式市場は終始買い優勢となり、日経平均株価は300円を超える上昇となった。前週末の米株高や為替の円安が追い風となった。

 大引けの日経平均株価は前週末比304円59銭高の2万2475円94銭と急反発。東証1部の売買高概算は14億8298万株、売買代金概算は2兆4535億4000万円。値上がり銘柄数は1737、対して値下がり銘柄数は309、変わらずは38銘柄だった。

 きょうの東京市場はリスクオンの流れが一気に強まった。米5月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が22万3000人増と事前予測を上回り、失業率も18年ぶりの水準に低下、一方賃金の伸び率は緩やかで、低金利下の景気拡大が意識された。これを受け前週末の米株市場は主要指数がいずれも大幅上昇し、ナスダック指数は過去最高値も視界に入る水準まで上昇、東京市場でも米国の保護主義に対する警戒感はくすぶるものの、主力株中心に広範囲に買い戻された。外国為替市場で円安に振れたことやアジア株式が総じて高かったことも追い風となり、前週の指数入れ替えに伴う先物売りの巻き戻しが、上げ足を助長したとの見方も出ている。東証1部全体の83%の銘柄が上昇する買い気の強い地合いだった。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が大幅続伸となったほか、ソニー<6758>も物色人気となった。TDK<6762>が買われ、村田製作所<6981>も上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも高い。花王<4452>が値を上げ、第一三共<4568>も堅調。デンソー<6902>、SBIホールディングス<8473>も高い。日本通信<9424>が続急騰となったほか、山崎製パン<2212>も値を飛ばした。ディー・エル・イー<3686>も大幅高。

 半面、売買代金断トツの任天堂<7974>は大幅安となった。マネックスグループ<8698>が安く、キーエンス<6861>、ファナック<6954>も軟調。レオパレス21<8848>は大幅安で下値模索が続いている。アイティフォー<4743>が急落、レノバ<9519>、ポーラ・オルビスホールディングス<4927>などの下げも目立った。ヤーマン<6630>も下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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