SBI <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
SBIホールディングス<8473>の完全子会社であるSBIバーチャル・カレンシーズは、本日より正式に仮想通貨の現物取引サービス「VCTRADE」の提供を開始したことを4日付で発表した。
同社は昨年9月より仮想通貨交換業の登録を完了して以降、開業に向けて準備を進めてきた。同サービスの提供にあたり、まずは昨年10月に先行予約で口座開設の申込をした2万人を超えるユーザーを対象にサービスを開始するようだ。一般の口座開設の申込受付は今年7月中の開始を予定しているという。
取り扱う仮想通貨は、先行してリップル(XRP)、その後順次ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)へと拡大することを予定している。スプレッド(購入価格と売却価格の差額、取引手数料)を業界最低水準に設定し、また、米国の大手証券取引所NASDAQの取引システムを利用して低遅延な取引環境を目指すという。
これを受け、同グループの本日の株価は大幅に上昇。ネット証券大手という顧客基盤などから、今後の業容拡大に大きく寄与するとの期待感が先行した。仮想通貨事業以外にも、フィンテック分野における有力ベンチャー企業への投資、ブロックチェーンを活用した次世代型送金システムの構築など、新たな金融ビジネスへの取り組みを推進する同グループの動向が注目される。
《HH》
提供:フィスコ
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