ファミリーマートは6月1日、東京都立川市に、ドン・キホーテとの共同実験店舗「ファミリーマート立川南通店」をオープンした。
ファミリーマートの強みである店舗運営ノウハウをに、ドン・キホーテの強みである個店経営、単品拡販、演出をミックスすることで、来店客に新たな買い物の楽しさを提供する取り組み。
立川南通店は直営店舗で、売場面積は約155m2で、改装前はファミリーマートの商品で3400アイテムを展開していた。
改装により、ファミリーマートのオリジナル菓子、無印良品コーナー、文具・雑貨、制度化粧品、雑誌などを廃止し、ファミリーマート商品を2200アイテムまで絞り込んだ。
一方で、ドン・キホーテの商品2800アイテムを新規導入し、通常のファミリマート店舗の1.5倍となる合計で5000アイテム(改装前比47%増)の品ぞろえを展開する。
アイテム数の増加に伴いゴンドラの高さをファミリーマートの標準什器の約1600mmから200mm高くし、1800mmのハイゴンドラを導入した。
ゴンドラ台数を34台(3尺換算)から28台増やし、合計62台を展開する。ゴンドラを増やすため、窓側に配置していた雑誌ゴンドラを撤去し、女性向け商品やバス用品などの日用品売場に変更した。
店内のイートインスペースを廃止し、常温の酒売場に変更、ドン・キホーテが販売する商品を中心に展開し、ビール(スーパードライ350ml缶×24本)のケース販売も行う。
新しい売場として、店頭カート約10台による商品販売を導入した。
トイレットペーパー、カップ麺、水、菓子、靴下、ワイシャツなどの衣料品などスポット商品、セール商品、売り込み商品を展開する。
雑誌については、ゴンドラは撤去したものの、週間少年ジャンプなど売れ筋の雑誌や売れ筋コミックの取扱いは継続し、レジ前の専用什器でアイテム数を絞り込んで販売している。
雑誌の売上高はここ5年ほど、前年割れが続いているカテゴリーのため、売場面積を縮小しても、新たに導入した商品売上が雑誌を上回るとみている。
新たに、ドン・キホーテで売れ筋の鼻毛ケア商品や女性用のスキンケア商品などをそろえ、通常のコンビニでは買えない商品を提案する。
ファミリーマートの利用客の男女比率は男性60%、女性40%程度となっているが、立川南通店は元々、40代の女性客の利用者が多かった。
今回、女性向け商品とドン・キホーテが展開する商品を導入することで、女性客比率を50%程度に引き上げたいという。
窓側のゴンドラの対面には、店舗近隣の大学生の利用の多い商品を配置し、20代のお客の来店を促している。
アイチューンズカード、グーグルプレイカード、アマゾンカード、楽天カード、グリーカード、プレイステーションカード、ニンテンドープリペイドカードなどPOSAカードを豊富にそろえた。
若年層の取り込みを目指し、学生の利用が多い文房具を豊富のそろえたほか、プロテインなど、これまでのファミリマートでは取り扱いがなかった機能性食品も販売する。
新たな取り組みとして、これまでコンビニにはなかった電子タバココーナーを設置し、コンビニを利用していないお客の開拓を目指す。
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