[東京 4日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比170円03銭安の1万9521円44銭となり、4日ぶりに反落した。下げ幅は一時200円を超え、節目の1万9500円を割れる場面があった。北朝鮮が核実験に踏み切ったことを受け、投資家心理が悪化。東証1部の値下がり銘柄は9割近くに上った。
TOPIXは前週末比0.9%安で午前の取引を終了。セクター別では空運、保険を除く31業種が値下がりした。値下がり率トップは倉庫・運輸関連で、海運、繊維がこれに続いた。午前の東証1部売買代金は8723億円と商いは低調だった。
北朝鮮は3日、国営放送を通じ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載する水爆の実験に成功したと発表。一方、マティス米国防長官は同日、北朝鮮の核実験を受け、「米国やグアムを含む米国領土、あるいは米国の同盟国へのいかなる脅威にも大規模な軍事措置で対応する」と警告した。
岡三アセットマネジメント・シニアストラテジストの前野達志氏は「北朝鮮情勢の先が読めないというのが一番のマイナス材料。9日の建国記念日までの間、北朝鮮が次なるアクションに動く可能性もあり、下がったところでも積極的には買いに動けない」と話す。
東証1部の騰落数は、値上がり166銘柄に対し、値下がりが1816銘柄、変わらずが41銘柄だった。
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