JALが2017年9月2日、釜山就航50周年を迎え、記念式典を開催。歴代制服に身を包んだCAが会場を彩るなか、植木社長や初便の搭乗者が登壇しました。
DC-6Bで運航を開始
JAL(日本航空)は2017年9月2日(土)、金海国際空港(韓国・釜山)にて釜山(プサン)就航50周年を記念した式典を開催しました。50年前の1967(昭和42)年9月2日に福岡~釜山線が開設され、当時はDC-6Bにて運航されました。
50周年を迎えたこの日、JALが運航する釜山便は成田~釜山線のみで、1日2往復。ほか、福岡~釜山線など大韓航空が運航するコードシェア便があります。
成田からの便は午前10時50分発のJL957便と18時20分発のJL969便、釜山からの便は午前7時50分発のJL960便と14時10分発のJL958便です。記念式典の直後に釜山を出発するJL958便の使用機材はボーイング737-800型機で、座席はビジネスクラス12席、エコノミークラス132席の計144席になっています。
式典では、路線開設当初の運航機材であるDC-6Bの模型や当時のノベルティーなどが展示されました。また、釜山線に縁のあるJAL客室乗務員制服のファッションショーも行われ、4代目、5代目、6代目、7代目、9代目の制服が紹介されました。
挨拶に立ったJALの植木義晴社長は、「日本航空は、釜山便を1日2便運航している唯一の航空会社。日本と韓国を結ぶ航空路線においては、LCCなど他社との競争が激しいなか、安全はもちろんのこと最高品質のサービスを提供することでフルサービスキャリアとして差別化を図っていきたい」と述べ「これまでの50年間と同様、安全運航を祈願しつつ、韓国と日本の架け橋として、最高のサービスを提供することによって愛される航空会社を目指したい」と語りました。
また50年前の今日、福岡~釜山便の初便へ搭乗した乗客である李敏子さんが紹介されました。李さんは「JALさんから50年前に飛行機に乗ったことで問い合わせがあって、本当に驚きました。飛行機に乗るのも初めてで、当時は金海空港でなく違う場所の空港に着陸したことを覚えています。50年前、初めて乗る飛行機で不安な私に、客室乗務員の方が優しく接していただいたことに感謝しています」と当時を振り返り、初便の感想を述べました。
関係者によるテープカットにより、式典は終了。搭乗口では植木社長自らが搭乗客を見送り、JL958便は成田へと飛び立ちました。
【了】
専門誌を中心に、航空機の取材、撮影を行うライター、写真家。国内外を問わず世界各地の空港やエアショーなど取材。航空機以外にも野鳥、アウトドア、旅行など幅広いジャンルの取材を行っている。
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