2018年6月17日日曜日

沿線駅で再開待つ乗客 困惑や憤慨も

東北新幹線が運転を見合わせ、混雑する乗り換え口=JR東京駅で2018年6月17日午後7時13分、渡部直樹撮影

 日曜日の日中、5時間40分に及んだ東北新幹線などの運休で、乗客には大きな影響が及んだ。

 JR東京駅の新幹線の改札口や券売機は運転再開を待つ乗客でごった返した。17日午後7時20分ごろ、運転再開を告げるアナウンスが流れたが、岩手県に帰る予定だという60代男性は「午後3時から待ち続け、このままだと盛岡駅から自宅へ帰る在来線の終電に間に合わない。新幹線で飲むビールも全部空けちゃったよ」と憤慨した様子だった。

 帰りをあきらめた人も。観光後に秋田県に戻るはずだった40代の女性会社員は、払い戻しや変更が可能かどうか駅員に繰り返し尋ねた。「今から都内でホテルを予約するのも大変。18日午前には帰らないといけないので、途方に暮れています」と語った。

 仙台駅でも、多くの利用客が移動手段を確保できず困惑した。出張で仙台市を訪れ、運転再開を待っていた青森県八戸市の男性会社員(29)は「動かなければ1泊せざるをえない。明日は仕事があるのに」と疲労の色をにじませた。【飯田憲、遠藤大志】

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