2018年6月17日日曜日

メルカリ上場、日本初のユニコーン 日本経済成長へ政府も育成後押し

 時価総額が約4千億円と見込まれるメルカリ上場は世界各国で台頭する巨大ベンチャー「ユニコーン」上場の日本第1号として、市場関係者の期待が大きい。日本経済の成長に向け、既存の枠にとらわれないビジネスを手掛けるベンチャーの成長は不可欠。“第2、第3のメルカリ”育成に向けた環境作りが急務だ。

 「国内外の個人や機関投資家がまんべんなく買いたがっている」。メルカリの主幹事を務める大和証券の担当者は胸を張る。公募株数に対する応募倍率は約35倍。公開価格は仮条件の上限となる3千円。約4千億円の時価総額はミクシィを抜いて東証マザーズ首位となる見通しだ。

 注目を集めるのは規模だけではない。メルカリは「非上場で企業価値10億ドル(約1100億円)以上」と定義されるユニコーンでは日本初の上場案件。日本証券業協会の森本学副会長は「成長著しい企業の上場は市場の活性化につながる」と期待を込める。

 配車大手ウーバー・テクノロジーズや民泊仲介大手のエアビーアンドビーなど、巨大ベンチャーが次々と産声を上げる米国や中国と比べ、ユニコーンがほとんど出てこなかった日本。潮目を変えつつあるのが、近年のベンチャーをめぐる資金調達環境の変化だ。

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