磁気治療器などの預託商法を展開するジャパンライフ(東京・千代田)が2度の不渡りを出して銀行取引停止となり、事実上倒産したことが26日、わかった。同社は営業行為が特定商取引法や預託法に違反しているとして消費者庁から1年間で4回の業務停止を受けていた。
ジャパンライフは磁石を埋め込んだネックレスや健康補助食品などを販売。消費者庁によると、同社は訪問販売などで勧誘。商品を購入し、別の顧客にレンタルすれば年6%の収入が得られるとうたっていた。10月末時点で全国に約6600人の顧客がいた。
消費者庁によると、ジャパンライフは2017年3月期末で338億円の債務超過だった。同社は顧客と交わす契約書面に業務内容や財産状況を適切に記載せず、会社が債務超過だった事実も隠していたという。
東京商工リサーチは同期末で負債総額が2405億円としている。
20日には、巨額の債務超過を客に隠して勧誘したなどとして、愛知県の被害者対策弁護団が同社と経営者2人について特定商取引法違反(事実の不告知)や詐欺などの疑いで愛知県警に告発状を提出した。
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