2017年12月27日水曜日

アマゾンに二重価格表示で再発防止命令 消費者庁

 消費者庁は27日、不当な二重価格表示をしたとして、インターネット通販大手「アマゾンジャパン」(東京・目黒)に対し、景品表示法違反(有利誤認)で再発防止などを求める措置命令を出した。同社は現在、不当な二重価格表示をしていないという。

 同庁によると、同社はクリアホルダーや甘酒など5商品でメーカー希望小売価格より高かったり根拠のなかったりする「参考価格」を表示。実際に販売する価格との差額を大きく見せて消費者に不当に安く誤認させていたという。

 最も差額が大きかったのは「クリアホルダーA4 200枚入り」で、参考価格を根拠のない約1万9千円と表示して実際には約1500~2千円で販売。甘酒の参考価格をメーカー希望小売価格よりも高い3780円として約500~1千円で販売していた。

 アマゾンのインターネットサイトでは同社を含めた複数の業者が参考価格を入力しているが、アマゾン側が参考価格が適正かのチェックを怠っていたという。

 同社は「全面的に消費者庁に協力している。措置命令については当社と見解の相違があり、慎重に検討して対応を決定する」としている。

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