日本航空(JAL/JL、9201)グループの日本エアコミューター(JAC/JC)は12月29日、整備を受託している海上保安庁のサーブ340型機(登録番号JA8952)を鹿児島空港内の格納庫付近でけん引中、社員の男性整備士(31)が死亡したことを明らかにした。
JACによると、29日午後0時50分ごろ、整備作業中の海保機を格納庫に入れるため、トーイングカーでけん引中に発生。何らかの原因で左翼が地面に接地し、男性整備士が左翼の下敷きになった。
男性整備士は、意識不明の状態でドクターヘリにより鹿児島市内の病院へ搬送されたが、午後3時ごろ死亡が確認されたという。
JACは「警察の調査に協力し、このような事故を二度と起こさないよう、再発防止に向けて適切に対応して参ります」との声明を発表した。
JACは、サーブ340B型機とボンバルディアQ400(DHC-8-Q400)型機、ATR42-600型機を保有。整備については海保機のほか、同じくJALグループの北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)のサーブ340Bの整備を受託している。
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【お知らせ】
タイトルをYahoo!ニュース配信記事と統一しました(17年12月29日 21:02 JST)
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