2017年12月26日火曜日

三菱UFJ銀、インドネシア銀への出資発表

 三菱東京UFJ銀行は26日、インドネシア大手銀のダナモン銀行の株式を取得することでシンガポールの投資ファンドなどと合意したと発表した。最大でダナモン銀の発行済み株式の約74%を取得し連結子会社にすることを目指す。出資額は2000億円を超える見通し。東南アジア最大の人口を抱える同国の高い成長を取り込みアジア戦略を加速する。

 インドネシアでは外資による出資を制限しており3段階に分けて出資する。まず19.9%を約1334億円で取得し、2018年半ばをメドに追加で20.1%を取得して40%まで引き上げる。そのうえで当局の認可取得を条件に、73.8%以上に出資比率を高めて連結子会社にすることを目指す。

 三菱UFJ銀は東南アジアを戦略的な拠点と位置づけており、これまでタイやフィリピン、ベトナムなどの現地銀行を買収したり、出資したりしてきた。かねてインドネシアの現地銀行への出資の機会を探っており、ダナモン銀への出資で攻勢をかける体制が整う。

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