[ロンドン 20日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は20日、激しい値動きを見せている仮想通貨ビットコインについて、現時点では世界的な金融安定に対する脅威にはなっていないとの考えを示した。
ビットコインBTC=BTSPはこの日、ビットスタンプ取引所で10%を超えて下落し、1万5800ドルと1週間ぶりの安値を付けた。3日前に付けた過去最高値の1万9666ドルから約20%下落したことになる。
ただカーニー総裁総裁はこの日の議会証言で、ビットコインは中核的な金融システムに密接につながっていないとし、ビットコインやその他の仮想通貨の価値を合わせても米アップル(AAPL.O)の時価総額の約半分程度にとどまっていると指摘。「現時点ではわれわれは、金融安定に対する問題にはなっていないとみている」と述べた。
そのうえで「有意な規模ではあるが、株式のように世界中に幅広く広まる性質を持つリスクであるとみている」と述べた。
また、ビットコインの規制が英中銀の責務の範疇に入るとは予想していないとしながらも、世界各国の規制当局は仮想通貨、および仮想通貨を巡る中央銀行の役割について協議するとの見方を示した。
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