[ニューヨーク 22日 ロイター] - 仮想通貨ビットコイン相場の最近の下げや市場参加者に広がる懐疑的な見方にもかかわらず、ここ数週間急伸していた仮想通貨の関連銘柄は上げ幅の大半を維持している。
ロイターは、仮想通貨の根幹となるブロックチェーン(分散台帳)技術や仮想通貨に関連した発表を行った企業の17銘柄を調査。それによると、こうした企業が発表を行った時から21日の終値までの平均上昇率は224%となった。
米ロング・アイランド・アイスティー・コープ(LTEA.O)は21日、ブロックチェーン技術に事業の軸足を移し、社名を「ロング・ブロックチェーン・コープ」に変更すると発表。株価は同日、300%近く上昇した。
仮想通貨関連株の急伸は、インターネット関連事業の導入などを発表した企業の価値が上昇したドット・コム・ブームを連想させる。バブルがはじけた後、こうした企業の多くは事業撤退に追い込まれたり、企業価値が低下したりするなどした。
22日の取引ではビットコイン相場BTC=BTSPが1万2000ドルを割り込み、多くの仮想通貨関連企業の株価を圧迫。ライオット・ブロックチェーン(RIOT.O)は15.3%、オーバーストック・ドット・コム(OSTK.O)は6.5%下落した。
関連銘柄はビットコインの値動きに影響を受けやすい一方、アナリストらは、こうした企業が信頼性の高い事業モデルを確立していることを投資家は確認すべきだとの見解を示している。
TDアメリトレード(シカゴ)の首席市場ストラテジスト、JJキナハン氏は「ビットコインが大半の商品と同様に取引されるようになり、毎日のように相場が大幅に変動しなくなれば」、こうした企業の経営自体に目が向くようになるとの見方を示した。
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