磁気治療器ジャパンライフが倒産 1年で処分4回
家庭用磁気治療器を販売するジャパンライフ(東京)が2度の資金ショートをおこし、26日に銀行から取引停止処分を受けて倒産したことがわかった。民間信用調査会社の東京商工リサーチが明らかにした。都内の本社は連絡がつかない状態となっている。
ジャパンライフは、高いもので数百万円を支払ったオーナーから磁気治療器などを預かり、レンタル収入として1年間で商品価格の6%を支払うとのビジネスを展開。しかし、保管する商品数が契約数より大幅に不足していたことなどから、昨年12月以降、消費者庁から特定商取引法違反や預託法違反で、一部業務停止命令などの処分を計4回受けていた。
東京商工リサーチによると、ジャパンライフの17年3月期決算は当初、資産総額から負債総額を差し引いた純資産が40億円あった。しかし、消費者庁の求めで同社が公認会計士らによる監査を実施した結果、実際は338億円の債務超過で負債総額は2405億円だったという。
ジャパンライフのホームページによると、同社は1975年設立。資本金4億7640万円、従業員746人(5月11日現在)。
(朝日新聞デジタル 2017年12月26日 12時12分)関連ニュース
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