29日午後0時50分ごろ、鹿児島県霧島市の鹿児島空港で、地上でけん引されていた海上保安庁の航空機が傾き、日本エアコミューター(JAC)の30代の男性整備士が左主翼と地面に挟まれて下敷きになった。JACなどによると、男性はドクターヘリで病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。
傾いた海保機はJACが整備を受託し、約10人で格納庫への移動作業をしていた。県警霧島署は、左主翼の車輪が何らかの原因で機体に格納されたことで、機体が傾いたとみて調べている。
第10管区海上保安本部(鹿児島)によると、航空機は鹿児島航空基地所属の全長約20メートル、幅約22メートルのプロペラ機サーブ340。領海警備や海難救助などに使用している。年1度の定期点検のために、10月から来年2月の予定でJACに預けていた。鹿児島空港は鹿児島市から北東に約30キロ。
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