2017年12月29日金曜日

ウーバー株主、ソフトバンクなどへの一部株式売却で合意

ウーバー・テクノロジーズの株主は、ソフトバンクグループ率いる投資家連合に持ち分のかなりの部分を売却することで合意した。ソフトバンクは、直近の評価額を大きく下回る額でウーバー株を取得する。

  事情に詳しい関係者によれば、今回の取引ではウーバーの価値を480億ドル(約5兆4200億円)と評価することになる。投資家連合はこのほか、ウーバーに対し、より高い690億ドルの評価に基づき10億ドル以上を直接出資すると、同関係者は語った。投資家グループはソフトバンク、ドラゴニア・インベストメント・グループ、TPG、テンセント・ホールディングス、セコイア・キャピタルで構成される。関係者は取引がまだ完了していないとして匿名を条件に語った。ウーバー株主による株売却については、先にウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じていた。

  ソフトバンクは今回の株式取得でウーバーの主要株主となり、取締役会で2議席を確保する。合意の成立次第だったウーバーのガバナンス(企業統治)改革も始動し、取締役の数は17人に増え、早期の支援者に与えられていた並外れた大きさの議決権を取り消す。ウーバーにとって最大の支援者だったベンチャーキャピタル(VC)のベンチマークは、トラビス・カラニック前最高経営責任者(CEO)を相手取って起こした訴訟を取り下げる。

  ソフトバンクは今回の合意で14%以上の持ち分取得を目指していた。

Bloomberg’s Brad Stone reports on SoftBank’s offer to Uber.

(出所:Bloomberg)

原題:Uber Investors Are Said to Agree to Sell in SoftBank Deal (1)(抜粋)

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Read Again https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-12-28/P1OPVL6JIJUP01

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