中部国際空港セントレアは12月27日、2018年夏に開業する新たな複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS」の目玉となるボーイング787初号機「ZA001号機」の大移動を実施した。当日は事前申し込み者3,500人が見守る中、同機は空港内の制限エリアから約900m離れた施設まで、公道を経由して移動された。
時速3~4kmでゆく日本初の大移動
「FLIGHT OF DREAMS」では、787の初号機(ZA001)を建物1階に展示し、チームラボが手がける「見る」「読む」「動く」「触る」「聞く」というインタラクティブな体験ができるコンテンツを展開。2~3階にはボーイング発祥の地である米国・シアトル由来の飲食・物販店舗が並ぶ。
17日に行われた移動は、約900m離れた建設中の施設内まで、ANA中部空港の社員が航空機の牽引を行う専用車(トーイングカー)にて牽引。787クラスの大きさの航空機が空港の制限エリア外へ移動することや昼間に道路を横断することは、日本初の事例となった。
移動開始前のオープニングセレモニーでは、中部国際空港代表取締役社長の友添雅直氏とANA中部空港代表取締役社長の菊池裕司氏、ボーイング ジャパン株式会社社長のブレット・ゲリー氏が挨拶。その後、11時30分から制限エリア内に駐機されていたZA001号機の移動を開始した。ZA001号機は時速3~4kmものゆっくりとした速度で牽引される中、その側には部品輸送機であるドリームリフターも駐機されていた。
12時00分から13時30分までは、事前に申し込みのあった一般の人々を対象としたZA001号機の見学・撮影会を実施。13時30分からZA001号機はまた移動を開始し、道路を横断して施設へ向かう。そして14時からからは、建物内への搬入へと進んだ。機体の両翼と建物の間のスペースはわずか約70cmという、高い技術力を求められる作業であり、施設内への搬入はさらに1時間かけて行われた。
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