2017年12月2日土曜日

ぼったくり店を地図で表示 愛知県警が対策アプリ

 接客する飲食店などが不当に高額料金を請求する「ぼったくり」を防ごうと、愛知県警はスマートフォン(スマホ)用の対策アプリ「アイチポリス」の無料配信を始めた。7月施行の同県の「ぼったくり防止条例」に違反した店舗が地図上で確認できる。県警幹部は「ぜひダウンロードし、一度使ってほしい」と話す。

愛知県警が配信したアプリ「アイチポリス」

愛知県警が配信したアプリ「アイチポリス」

 県警初の公式アプリで、違反店舗の名称や場所、違反した内容のほか、実際にあった手口も閲覧できる。関心を高めてもらおうと、ぼったくりにまつわるクイズも用意した。

 条例は7月に施行し、飲食店に分かりやすい料金表示を義務付け、不当な料金請求を禁止した。違反には店名公表や営業停止などの行政処分が科される。対象は県内全域で、名古屋市の繁華街、栄と錦3丁目は「特別区域」として違反内容に応じた罰則規定がある。

 県警によると、条例施行後、ぼったくり被害の相談件数は大幅に減り、月平均2件程度になった。1~10月の相談は約50件で、前年同期(約160件)の3分の1程度になっている。

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