談合と“決別”したはずのゼネコン業界は何も変わっていなかったのか。大林組に対する入札不正の疑惑は、同じスーパーゼネコンの鹿島建設や清水建設にも東京地検特捜部などの強制捜査が入り、業界全体に広がった。「リニアは難工事だけに、スーパー(ゼネコン)でそれぞれ得意とする技術で受注を分け合っていた可能性がある」。業界関係者がそう指摘する疑惑の実態解明が始まった。
■噂通り
「うちはあの工区、一生懸命やっていますよ。そちらはどうですか」「うちは手がいっぱいですよ」
鹿島建設の現職幹部によれば、スーパーゼネコン4社の営業担当者は月1回程度、会合で顔を合わせた際にリニア関連工事について、こうした「情報交換」を行っていたという。
他の工事ではやらないというが、「リニアはそれだけ大きな工事ということだ」と理由を明かした。
ゼネコン業界関係者によると、業界では各社の受注希望工事が噂に上り、おおむねその通り受注しているという。例えば、長さが約25キロに及び、地表から最大で約1400メートル下にトンネルを掘る「世紀の難工事」(ゼネコン関係者)といわれる南アルプストンネルは、鹿島と大成建設が受注を希望していたとされる。実際、長野工区を鹿島、山梨と静岡工区を大成が受注した。
Read Again http://www.sankei.com/affairs/news/171219/afr1712190004-n1.html
0 件のコメント:
コメントを投稿