航空機見本市「ファンボロー国際航空ショー」
【ファンボロー(英南部)三沢耕平】三菱航空機は16日午後(日本時間同日夜)、英南部ファンボローで開幕した航空機見本市「ファンボロー国際航空ショー」で国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)のデモ飛行を実施した。開発の遅れへの懸念を払拭(ふっしょく)し、市場での存在感をアピールしたい考えだ。
MRJは試験飛行を重ねてきたが、一般の顧客らにデモ飛行を披露したのは初めて。初号機の納入を予定する全日本空輸の塗装を施した機体がファンボロー上空を約8分間飛行した。
MRJは開発の遅れによって航空会社への納入時期をこれまでに5回延期してきた。三菱航空機の親会社の三菱重工業の宮永俊一社長はデモ飛行後、記者団に「安定した素晴らしい飛行機だと実感できた。今日は(MRJの開発が)ホップ、ステップからジャンプになった日だ」と評価。失地回復を急ぐ考えを示した。
ファンボロー国際航空ショーは世界最大級の見本市。主催者によると、22日までの期間中に世界から1000社以上が参加する見通し。英国のメイ首相は開幕のセレモニーで「英国は欧州連合(EU)を離脱するが、航空産業がビジネスを行う最適の地であり続けることを約束したい」と述べた。
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