NTTドコモは、2019年度第1四半期(2019年4~6月)に新しい料金プランを導入し、「2~4割程度値下げする」ことを明らかにした。
10月31日に開催された2018年度第2四半期の決算説明会で、NTTドコモ 代表取締役社長の吉澤和弘氏が明らかにした。
吉澤社長は、現在のプランは「継ぎ足しなどで複雑になっている」と認め、「シンプルで分かりやすいこと」「おトクを実感してもらえること」の2つをテーマにリニューアルする。いわゆる「分離プラン」を軸に検討しているという。
詳細は2019年度第1四半期に案内するとしており、刷新されたプランも同時期に提供を開始する方針。
「大胆な見直しをしていく」
決算説明会では、決算内容の説明に加えて中期経営戦略についても解説され、この中でユーザーへの還元策に触れられた。
「今後のドコモの、料金に関する大きな方針についてお伝えする」と切り出した吉澤社長は、「多様なニーズに合わせて還元策を実施してきた。一方で、パケ・ホーダイ、パケあえるも(開始は)4年半前。いろんなものを継ぎ足してきたこともあり、複雑で分かりにくいという声をたくさんいただいている」と振り返り、「シンプルで分かりやすい料金プランに、大胆な見直しをしていく」と表明した。
その上で吉澤社長は、「利用状況によるが、2~4割、利用料金を低廉化させたい」という意向を示し、これによって、1年あたり4000億円規模のユーザー還元になることを明らかにした。
質疑応答の時間には、KDDIやソフトバンクがすでに導入している、いわゆる分離プランにするのかが問われ、「分離プランを軸に検討している」とコメント。また新料金プランで「“2年縛り”を止めるのか」と問われたが、こちらについては明確な回答はしていない。
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