2018年10月31日水曜日

新iPad Proは「3点セット」じゃないと意味ナシ? いま買うべきiPadとは


発表直後に予約が開始され、1週間後には発売というスピード感に正常な判断力を失いかけている方も多いことと思います。今回の発表後、前iPad Proの10.5インチモデルは残り、12.9インチモデルは消え失せました。そしてiPad mini 4は残っています(4年目突入!)。3月に発表された無印iPad(9.6インチ)含め、現在iPadは5モデル展開となりました。私の周りは私自身も含め「悩む前に買う」みたいな人ばかりですが、9月もiPhone XS+Apple Watch Series 4で散財したばかりでしょうし、フル装備は腰が引けるのもわかります。 11インチ Wi-Fiモデルの最低容量(64GB)でも、上記3点セットだと13万円近くになります。せっかくeSIMなのだしセルラー版だよね、容量256GBは欲しいよねと、それなりの基本仕様にしていくと計約16万円。Apple PencilとSmart Keyboard Folioに、さらにAppleCareをつける場合は「本体価格+5万円」ということになります。せっかく新しいiPad Proを選ぶなら、一緒に買わないと機能を使い切れなくてもったいない気はします。

それでも、中にはペンやキーボードを必要としてない、ストレージもクラウド併用で十分という方もいるでしょう。そんな方が新しいiPad Proを選ぶ理由はあるでしょうか? Wi-Fi版 64GBモデルなら約9万円、背面も守ってくれるようになったiPad Smart Cover(4500円)を一緒に買っても約10万円です。

パフォーマンスに関しては用途にもよりますが、さすがにまだ前iPad Proはもちろん、無印6thでも十分でしょう。新iPad ProはTouch IDからFace IDになり、ベゼルはさらに狭くなりました。角張ったデザインはペンをくっつけるためにそうなったのだと思いますが、実機を見るととにかくこれがカッコいい。いよいよ上下も左右もよくわからなくなりましたが、大丈夫。どの向きでもFace IDによるアンロックが可能です(これ、iPhoneもそうなってほしいですよね)。ホームボタンを使わない操作も(下からシュッとか)iPhoneと統一されてわかりやすいかなと。

iPhone 4に対し、「あえてデザインすることを辞めたようなデザイン、持たれることを拒否するかのような角がいい」と言い放ったのは私の前職場の恩師ですが、まさにこの表現をまた借りたいと思うような機能美を追求したデザインと思いました。
4つあるスピーカーも、本体の向きに応じ常にその役割が切り替わり、どのように持っても臨場感あるステレオ効果を得られるようになっています。これは、Proシリーズならではですね。そう、デバイスの向きすら気にせず使えるのです。画面も反射防止やTrue Toneなど無印iPadやminiにはない美しさ、見やすさが備わっています。 そして既報の通りですが、とうとうLightningからタイプCになったのです。発表の瞬間、会場が超湧きましたね。やはり噂は本当だったのか! という感じ。 デジカメの画像を取り込んだり、画面出力したりといったことが、アダプターを用いずできるようになりました。また、タイプCのLightningケーブルを用いてiPhoneの充電も行なえます。タイプC採用により、いっきに汎用性が増しましたね。

Appleは新iPad Proをクリエイティブツールとしてアピールしていますが、上記のような理由からコンテンツビューがおもな用途という方にも断然オススメしたく思います。とくに画面の綺麗さ、音の良さ(大きさ)などは、ほかのiPadシリーズや安価なタブレットより全然体験が違ってきますから、これで10万円だったら全然安いなと感じるレベルです。

以上、いま買うべきiPadは問答無用で新しいiPad Proという私見をNYハンズオン会場よりほぼリアルタイムでお届けしました。なお、miniの新モデルを信じ全裸になっていた人には、さすがにそろそろ諦めることをオススメします(精神衛生と健康上の理由で)。

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Read Again https://japanese.engadget.com/2018/10/30/ipad-pro-3-ipad/

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