待ちに待ったiPad Proの発表です。Appleイベントでエキサイティングに披露されました。
現地イベント会場、ブルックリン音楽アカデミーのハワードギルマンオペラハウスから米ギズモード、Sam Rutherford記者の現地報告です。
9月にAppleから新しいiPhoneが発表されたとき、なにか物足りないと思いませんでしたか。何かが欠けていると。
はい、そうなんです。2カ月後の今になって、Appleはようやく欠けていた新しいiPad Proを打ち出してきましたよ。ハードウェアも一新。リフレッシュしました。
デザインとスペック
ここのところ、いろんな噂がありましたが、イベントで披露された新しいiPad Proの大きな変更点は、画面下のホームボタンがなくなったこと。またベゼルがぐっとスリムになってFace IDが搭載された点も。そうです、iPhone XとiPhone XSの流れをくんでいるんですね。これでAppleは全製品Face ID採用という未来への一歩を踏み出したことになります。これがうれしい人もいれば、うれしくない人もいるわけなんですが。
画面上の大きな部分を占めていたホームボタンをなくすことにより、iPad Proの画面は、小さなほうのモデルで10.5インチから11インチにサイズアップできました。12.9インチのバージョンでも、画面自体の大きさはそのままに全体的なサイズをコンパクトにしています。
iPad Proはスリムになったにもかかわらず、FaceID用センサが画面に画面に突き出してノッチができることを避け、ベゼルに隠すことを可能にしています。さらに、iPad Proの新しいFaceIDセンサは横方向にしたときに上にくるのですが、iPadを縦にしたときも横にしたときも、問題なく認証してアンロックできるとしています。
そして中身。iPad Proには、Appleの新しい8コアCPU、7コアGPU、A12X Bionicチップを搭載。 これによりシングルコアタスクを実行したときのスピードは35パーセント高速化しているとか。マルチコアに至っては90パーセントも速くなっているとしています。ストレージも最大1TBとのこと。
iPadを愛用するユーザーにとって、もっとも抜本的に変わったと感じられるであろう点は、iPad ProではLightningポートをUSB-Cに変えた点。なにより5K動画を外部モニタに送れる、データ伝送が高速化できる、充電が速くなる等々さまざまなメリットを享受できる大きな変更で、大変貴重な改善点であると思われます。 また、AppleではiPad ProのUSB-Cポートを使ってiPhoneなどの他のデバイスを逆充電できるという利点も主張しています。(USB-C - Lightingケーブルが必要となりますが)
Apple PencilとSmart Folio Keyboard
スペックもさておき、AppleはiPad ProのスタイラスペンApple Pencilも刷新しています。ペンの脇をタップしたりスワイプすることで、フォントの種類を変えたり、フォントの太さを指定したりできるようになりました。新しいApple PencilはマグネットでiPad Proにピタッとつけて充電させる形をとっています。使っていないときには脇にマグネットでつけてしまっておけるのでスマート。シンプルをとことん追求するAppleですが、Pencil 2ではこれまでついていた金属製のラインも取り外し、さらに滑らかなデザインにしています。
そして注目したいのは、iPad Proのスマートキーボード。Smart Folioも大きく刷新され、従来のSmart Connectorではなく、102個のマグネットを仕込んで磁力でiPadに装着するスタイルになっています。これでキーボードに装着するプロセスがぐっとシンプルに。調節も瞬時です。飛行機の狭いテーブルなど、置きにくい場所でも作業しやすくなること間違いなし。残念なことながら、Smart Folioにはタッチパッドがつかないので、細かい動きもApple Pencilに頼らざるを得ないというところは、これから改善してもらいたい点でもありますが。
価格と購入
新しい11インチのiPad Proのお値段は800ドル(国内価格 税別8万9800円)から。12.9インチのiPad Proは1000ドル(国内価格 税別11万1800円)から。アメリカでは本日より予約開始で、お届けは11月7日より。
Read Again https://www.gizmodo.jp/2018/10/everything-about-new-ipad-pro.html
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