[東京 29日 ロイター] -
<9:34> ドル108円半ばで上値重い、ユーロの動きにも要警戒か
ドル/円は108.75円付近、ユーロ/ドルは1.1968ドル付近。日経平均が100円超安で始まった後、ひとまず下げを強めておらず、ドル/円は108円半ばから後半でのもみ合いが続いている。
9月9日の北朝鮮の建国記念日に向けて、地政学リスクはくすぶりやすいと見られている。警戒感が高まる場面では、ドル/円は目先の強いサポートと見られている108.00円を巡る攻防が注目されそうだが「ユーロの動きにも注意が必要」(国内金融機関)との声もある。
ユーロは、朝方にドル/円が下落した場面で一時1.1986ドルに上昇し、心理的節目1.2000ドルに接近した。同水準にはオプションに関連したストップロスが観測されており、この水準を上回るようなら「ユーロの上昇加速でドル売り圧力が強まり、ドル/円は下値を試すおそれもある」(同)とみられている。
北朝鮮のミサイル発射について安倍晋三首相は、深刻かつ重大な脅威で、北朝鮮に断固たる抗議行ったとし、国連安保理の緊急会合の開催を要請する意向を記者団に示したことが伝わっている。安倍首相によれば、政府はミサイルの動きを完全に把握していたという。
<8:51> ドル/円ひとまず持ち直し、北朝鮮リスクにらみ108円台の攻防
ドル/円は108.80円付近。ショートカバーで一時108.96円に持ち直したが、その後の上値は重い。
北朝鮮リスクを受けた下押し圧力は、経済ファンダメンタルズへの懸念というより投機筋の仕掛けの側面が強いが、市場の警戒感も根強く「目先は108円台の攻防になりそうだ」と、みずほ証券のチーフFXストラテジスト、鈴木健吾氏は指摘する。
仮に108円割れとなれば、テクニカル面からは心理的節目105.00円と、昨年11月安値101.19円ぐらいしかサポートポイントが見当たらない「真空地帯」に入るといい、「短時間で6─7円の値幅で下落しかねない」と鈴木氏はみている。
108円台を維持しながら市場が落ち着くようなら、週末の米雇用統計への思惑も根強いため持ち直しが強まりそうだという。
<8:14> ドル一時108円後半に持ち直し、北朝鮮リスクへの警戒感ぬぐえず
ドル/円は108.68円付近。北朝鮮がミサイル発射との報道を受けて一時108.33円に下落した。
米追加利上げへの思惑後退を受けたドル売りの流れがあった弱い地合いのなかで、円は全面高の様相となっており、目先のドル/円の上値は重い。「前回のミサイル発射から間がなく、市場は虚を突かれた印象」(国内金融機関)という。
急落後はショートカバーが入って一時108.75円に持ち直したが「まだ情報が少なく、投資判断は難しい。日米韓の出方を含め、警戒感はぬぐえない」(別の国内金融機関)との声も聞かれる。
<7:45> ドル108.00─109.30円の見通し、北朝鮮巡る地政学リスクを警戒
ドル/円は108.45円付近、ユーロ/ドルは1.1976ドル付近、ユーロ/円は129.83円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が108.00─109.30円、ユーロ/ドルが1.1920─1.2020ドル、ユーロ/円が129.30─130.60円とみられている。
朝方に北朝鮮がミサイルを発射したと伝わっており、地政学リスクがあらためて警戒される。「株価がどれぐらい踏ん張れるか。月末のフローがどの程度あるかが注目される」(国内金融機関)という。
前日のニューヨーク市場では、先週末の米ジャクソンホールでの講演内容を受けたドル安・ユーロ買いの流れが続き、ドルは対ユーロで約2年半ぶりの水準に沈んだ。
きょうは米8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)などの指標発表が予定されている。
<7:22> ドル一時108円前半に下落、北朝鮮のミサイル発射を受け
ドル/円は108.35円付近で弱含んでいる。聯合ニュースは、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、日本上空を通過したとの韓国軍の見解を伝えている。
ドル/円は、ニューヨーク時間と東京時間の間で、商いの薄い中でリスク回避の円買いが強まったと、クレディ・アグリコル銀行の外国為替部長、斎藤裕司氏は指摘。「緊張感の高まりが意識され、ドル/円は年初来安値も視野に入りかねない。今後の動向を警戒する必要もありそうだ」(斎藤氏)という。
全スポットレート(ロイターデータ)
アジアスポットレート(同)
欧州スポットレート(同)
通貨オプション
スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)
スポットレート(日銀公表)
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