2017年8月29日火曜日

外為12時 円続伸、108円台後半 一時4カ月半ぶり高値

 29日午前の東京外国為替市場で円相場は続伸した。12時時点は前日28日の17時時点に比べ38銭円高・ドル安の1ドル=108円77~79銭だった。北朝鮮のミサイル発射を受けたリスク回避の円買い・ドル売りが早朝取引で強まり、円は7時すぎに108円33銭近辺と約4カ月半ぶりの高値を付けた。時間外取引の米国債利回りが低下(価格は上昇)し、ドル売りを促した面もあるようだ。

 午前の中ごろにかけては円の上値は重くなった。国内の機関投資家や輸入企業が断続的に円売り・ドル買いの注文を出し、投機筋などの持ち高整理の円売り・ドル買いにつながった。9~12時の円の高値は1ドル=108円64銭近辺、安値は108円93銭近辺で値幅は29銭程度だった。

 円は対ユーロではほぼ横ばいとなった。12時時点は前日17時時点に比べ1銭円安・ユーロ高の1ユーロ=130円19~21銭だった。対ドルの円相場にほぼ連動し、買いが先行したものの押し戻された。

 ユーロは対ドルでは続伸した。12時時点は前日17時時点に比べ0.0042ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1968~71ドルだった。時間外の米債利回り低下を受けたドル売りは対ユーロでも出た。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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