YouTubeは30日、デザイン変更とともにロゴを一新した。また、モバイルアプリを強化し、ジェスチャー操作や視聴しながら動画ブラウジングができる機能などを、2017年末をめどに順次導入することも明らかにした。
ロゴは、これまでの[Tube]部分が赤背景に白抜き文字から、YouTubeの文字は黒色に統一され、文字の左に再生アイコンを配したデザインとなった。デバイスを問わず、この新ロゴが利用され、スマートフォンなど表示スペースが限られる場合は、アイコンのみを表示する。
デスクトップ向けの新デザインにダークテーマ機能を用意。視聴中に画面の背景色を暗くして、映画を見ているような雰囲気にできる。ダークテーマ用のYouTubeロゴも用意されている。
モバイルアプリも今後大幅に強化する。数カ月内に、スワイプで前後の動画に移動できる機能を追加するほか、あらゆる形式の動画に対応できるようプレーヤーを改善。YouTubeプレーヤーが、視聴中の動画形式(縦向き、横向き、スクエアなど)にあわせてスムーズに変形するようになる。そのため、縦動画再生時には横の黒いバーが表示されなくなるという。
また、全画面表示での視聴時にも関連動画が並んで表示される機能を追加するなど、視聴しながらの動画ブラウジングを強化。動画プレーヤー下部のデザインも見直す。
現在デスクトップのみで提供している、再生速度調整機能もモバイルアプリに導入。好みの速度で動画を楽しめるようにする。
2005年にスタートしたYouTube。当初は、解像度320×240ドット、アスペクト比4:3のみだったが、いまでは、SD/HD/4K解像度をサポートし、さらに360度や3D動画、ライブストリーミングなどに対応。利用デバイスも、パソコン、スマートフォン、タブレット、テレビ、ゲーム機、VRヘッドセットなどに及んでいる。今回、大規模なデザインやサービス変更を行なうが、Googleでは、「YouTube の使命は変わらない。表現する場所をあらゆる人に提供し、その声を世界中に届ける。その使命のもとに今後も開発を続ける」としている。
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