ロボット掃除機、全自動洗濯乾燥機、食器洗い機が共働き家庭などで「新三種の神器」と呼ばれている。生活にゆとりを得たいというニーズを捉え、家事にかける時間を減らせる「時短家電」が人気。電機各社がロボ掃除機や洗濯機の新商品を相次いで投入し、売り場は活況だ。
ビックカメラによると、ロボ掃除機の今年1~6月の販売数量は前年の同じ時期に比べ2割増という。「ルンバ」が人気の米アイロボットは、高価格帯の機種に限定していた外出中にスマートフォンで遠隔操作できる機能を、売れ筋の5万円台の下位機種にも広げ、投入した。日本勢では、日立製作所やパナソニックなどがロボ掃除機を扱う。価格は主に6万台で、小回りが利き部屋の隅まで掃除ができる機種が人気だ。
洗濯機は「少し高価でも乾燥機能付きにするかどうか迷う人が増えている」(ビックカメラ販売担当)という。洗濯乾燥機は16万円前後が売れ筋だが、洗濯時間を短くできる20万円台の高価なモデルのほか、作動音が静かで夜中も洗濯できる機種がよく選ばれている。
食洗機はキッチン組み込み型が主流で伸びているが、後付けできる据え置き型はほぼ横ばい。最大手のパナソニックによると、組み込み型の国内需要は15年度の55万台から17年度に58万台に伸びる見込みだという。パナソニックの河野明執行役員は「新たなコア層である共働き世代に力を注ぐ」と語る。
調査会社ネオマーケティングの調べでは、「(時短家電の購入で)7~9割の人が時間に余裕が生まれたと回答した」という。同社の調査担当者は「夫婦間で家事分担の摩擦が減る効果がある」と指摘している。(2017/08/27-15:31)
2017年8月27日日曜日
共働きに「時短家電」=ロボ掃除機が三種の神器
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