(質疑応答や経緯などに関する情報を追加します。)
[シカゴ 30日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が、銀行取締役会の規制順守義務負担の軽減を提案した件で、パウエル理事は30日、日々の監督業務で果たす役割を簡素化する一方、規制の手を緩めるものでないとの認識を示した。
シカゴ地方連銀で開かれた銀行関係会合で述べた。
FRBは今月に提案、一般から意見を募っている。個別規制順守義務の一義的責任について、取締役会でなく経営陣に負わせるなどとした。
提案に対し、取締役会の監督機能が低下する可能性を指摘する声も出ている。
パウエル氏は「意図するところは、取締役らがルーティーンの事柄に対処する時間を減らし、中核的な取締役会の責務に一段と時間を使えるようにすることだ」と語った。
経営陣を監督したり、戦略に関する責任を負ったり、リスク管理と監査を確実に分離して行ったりするなどの責務を挙げた。
新たな軽減策のもとでも、大手各行の取締役らは引き続き緊急の注意を要する問題に積極的に対応する必要性も指摘した。
提案時期について問われると、「もっと早くすべきだったと言っても良いだろう」と指摘。「これが正しい方向だと強く感じている」と述べた。
新たな指針実施に多少の時間がかかるとの認識も示した。
金融政策や米景気見通しについてコメントしなかった。
Read Again http://jp.reuters.com/article/usa-fed-powell-idJPL4N1LG56S
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