[東京 30日 ロイター] - 東芝(6502.T)のメモリー子会社の売却をめぐる同社と米ウエスタンデジタル(WD)(WDC.O)との協議が難航しており、月内の大筋合意は困難な情勢になっている。メモリー子会社に対するWDの将来の出資比率などに関して、両社の溝が埋まらないためだ。複数の関係筋が明らかにした。
東芝とWDは、月内の大筋合意を目指して協議を続けているが、WDの将来の出資比率のほか、次世代メモリーの協業体制などについて意見の相違が埋まっていないという。
WDはスティーブ・ミリガン最高経営責任者(CEO)が来日しており、両社はぎりぎりまで調整を続ける考えだが、「月内の合意は困難な見通し」(関係者)という。
WDは、日本政策投資銀行、日本政策投資銀行、米系ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)(KKR.N)を加えた日米連合により、総額1.9兆円で東芝メモリ(TMC)の買収を提案。三井住友銀行、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行に加え、三井住友信託銀行も買収資金を融資する方向で調整している。
8月中の合意が困難になっていることに対し、東芝は「ノーコメント」(広報)としている。
WDは「コメントを控える」(広報)としている。
(布施太郎、取材協力:山﨑牧子 編集:田巻一彦)
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