新型N-BOXのボディサイズは、先代と同じく全長3395×全幅1475mm、全高は10mmアップの1790mm(4WDは1815mm)。軽乗用車の枠を超えた車格感や広々とした室内空間など、先代の魅力を受け継ぎながら、全タイプ標準装備のLEDヘッドライトやルーフサイドの溶接にルーフレーザーブレーズを採用するなど、細部にわたって洗練と上質を追求した。ボディには、高効率フロアフレーム構造や高張力鋼板の適応拡大に加え、新たな接合技術を導入。車両重量890kgと先代比60kgの軽量化(N-BOX G/G・L FFモデルの場合)と高剛性化を両立している。
パワートレインはNAエンジンにi-VTECを、ターボエンジンには電動ウェイストゲートを、いずれも軽乗用車で初採用。高性能化したCVTとの組み合わせにより、NAモデルは27.0km/リットル(先代比+3.4km/L)、ターボモデルは25.4km/リットル(同4.0km/L)の低燃費(JC08モード・FFモデル)を達成している。さらにサスペンションシステムの高性能化、フロントピラーの極細化による前方視界向上などで、安心感のある快適な乗り心地を実現した。
安全性能では「ホンダ センシング」を全タイプに標準装備。「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」「誤発進抑制機能」「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」「車線維持支援システム(LKAS)」「先行車発進お知らせ機能」「歩行者事故低減ステアリング」「路外逸脱抑制機能」「標識認識機能」といった8つの基本機能に加え、「オートハイビーム」およびホンダ初となる「後方誤発進抑制機能」を追加した。
室内空間は、エンジンルームのコンパクト化やテールゲートの薄型化などにより、従来より室内長を20mm拡大。テールゲート開口部の高さを低くすることで、自転車などの積み降ろしをより容易にした。シートアレンジには、従来のベンチシートに加えて、助手席スーパースライドシート、スロープ仕様を設定。新採用の助手席スーパースライドシートは、前後スライド量を570mmとすることで、後席・運転席間の移動をはじめ、標準装備となったスライドリアシートと合わせて多彩な使い方を可能としている。
インテリアカラーは、N-BOXではベージュを基調に、カフェで過ごすようなリラックス空間を、N-BOXカスタムではブラックを基調とした上質かつ精悍な空間を表現した。また、シート表皮に付着したアレルゲンの不活性化に加え、抗ウイルス加工を施したアレルクリーンプラスシートや、紫外線と赤外線を軽減する360°スーパーUV・IRカット パッケージをすべての窓に採用するなど、快適装備を充実。さらに振動や騒音を抑制する「高性能エンジンマウントシステム」を採用し、防音材や遮音材を最適に配置することで静粛性も高めている。
ボディカラーはN-BOXが2トーンカラー4色を含む全14色、N-BOXカスタムは2トーンカラー5色を含む全12色を設定。価格はN-BOXが138万5640円から188万0280円、N-BOXカスタムが169万8840円から208万0080円。
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