【上海=河崎真澄】中国で新車販売が頭打ちとなる一方、「二手車」と呼ばれる中古車の取引が急拡大している。業界団体によると今年1~6月に新車販売が前年同期比3・8%増にとどまったのに対し、中古車は同じ時期に21・5%も伸びた。実用的で“お買い得感”があるためで、内陸部の消費者にも需要が広がっている。
2009年に米国を抜いて世界最大の自動車市場になった中国。昨年通年の新車販売は前年比13・7%増の2803万台と米国の約1・6倍、日本の約5・6倍の規模だった。だが減税幅縮小や景気低迷のあおりで、今年1~6月は1335万台で前年同期比3・8%増に鈍化。7~12月は一段と減速する見通しだ。
一方、好調なのは中古車だ。昨年通年で取引台数が前年比10・3%増の1039万台と、初めて1000万台を突破。今年1~6月期は前年同期比21・5%も増えて584万台になった。業界関係者は、通年で1250万台と予想している。
中国で09年に初めて年間1000万台を超えた新車販売だが、ここ数年は買い替え需要のため都市部から中古車が大量に流出。割安なクルマを求める内陸部の消費者と需給がマッチした。
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