2017年8月28日月曜日

〔マーケットアイ〕外為:正午のドルは109円前半で上値重い、さえない株価を眺め

[東京 28日 ロイター] - 正午のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル安/円高の109.18/20円だった。日経平均のさえない動きをながめて円が買われ、ドル/円の上値を抑える展開となった。

ドル/円は朝方、一時109.40円に持ち直したが、株価が伸び悩みマイナス圏に沈むのをながめ、上値は重くなった。

「仲値公示にかけては実需の売買が交錯した」(別の国内金融機関)というが、その後は商いも薄くなったようだ。株価は午前を通してさえなく推移。ドルは一時109.08円に下落した。ただ、109円付近では押し目買い興味が観測され、底堅さも意識されているもよう。

ユーロはじりじりと値を下げ、一時1.1920ドル付近に下押しした。「前週末に大きく上げただけに、いったん自律調整といったところ」(邦銀)との声が出ていた。

前週末の米ジャクソンホールでの経済シンポジウムでは、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は金融政策への言及を避け、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁はユーロ高に懸念を示さなかったことで、ドルが売られユーロが買われた。

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