在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の保険会社「金剛保険」(東京都荒川区)が、整理回収機構(RCC)による債権回収を免れるために預金を引き出し、資産を不正に隠した疑いが強まったとして、警視庁捜査2課は17日、強制執行妨害の疑いで、本社や全国の支店、関係者の自宅などを家宅捜索した。RCCが保有する債権は朝銀信用組合(朝銀)の経営破綻に端を発しており、朝鮮総連本体からの債務返済も滞っている。同課は押収された資料を分析して金剛保険の資金の流れを調べる。
関係者によると、金剛保険は昨年以降、RCCが同社の預金を差し押さえる直前に少なくとも預金数千万円を引き出して不正に隠匿し、債権回収を免れようとした疑いが持たれている。同社には、乱脈融資で平成10年前後に相次いで経営破綻した各地の朝銀の1つ、「朝銀東京信用組合」の融資先として約10億円の債務があり、朝銀から債権を引き継いだRCCが回収を進めていた。
金剛保険の本社への家宅捜索は17日午前10時半過ぎに始まった。十数人の捜査員が段ボールや紙袋を持ち、硬い表情で荒川区の金剛保険本社が入るビルに入り、パソコンなどを次々に押収した。
強制捜査の容疑となった強制執行妨害罪は、債権回収などの強制執行を妨害したり、執行の申立人を脅迫したりした場合に成立し、懲役3年以下もしくは250万円以下の罰金が科されると定められている。
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