2017年12月2日土曜日

手帳・カレンダー業者が悲鳴「天皇誕生日の扱いは…」

 天皇陛下の譲位による改元の日程が1日に決まったものの、手帳やカレンダーのメーカーには切実な問題が残っている。現在の天皇誕生日(12月23日)の扱いが定まっていないためだ。

 かつて昭和天皇の誕生日が「みどりの日(現・昭和の日)」になったように、12月23日も祝日となるのか、それとも平日か-。カレンダーの印刷は前々年の12月に始まるのが通例で、全国カレンダー出版協同組合連合会は6月に記者会見を開き、「遅くとも来年1月までに決まらなければ、来春の納入に間に合わない」と訴えた。

 同じ混乱はハッピーマンデー制度の導入で「成人の日」が移動した平成12年のカレンダーでも起きた。「その際と同様に、影響しない月のページから印刷を始めるしかない」と同連合会の担当者は気をもむ。

 一方、まだ決まっていない新元号に関しては割り切った判断も目立つ。手帳の印刷を来年2月に始める高橋書店(東京都文京区)は「載せたいが、発表が間に合わなければ削る予定」(広報)。カレンダーのトーダン(同荒川区)は「運転免許証の期限などを確認しやすいよう、全ページに『平成31年』と記す」(強口邦雄社長)考えだ。

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