2017年12月4日月曜日

ダイコン食べ無病息災願う 信貴山千手院で「大根炊き会」

 信貴山千手院(平群町)で3日、1年の無病息災を願う師走の恒例行事「大根炊き会」が開かれ、参拝者に大鍋で煮込んだダイコンがふるまわれた。10、17日の午後1時~同3時にも行われる。

 大根炊き会は、30年近く前に三重県の農家からダイコンが奉納されたことから始まり、現在では県内と大阪府、長野県などから計約千本のダイコンが奉納されるという。

 境内では、願い事などを書いた護摩木をたき上げる法要が営まれ、参拝者らはだしやしょうゆなどで煮込まれたダイコンをほおばりながら体を温めていた。

 桜井市の高校3年、山口美咲さん(18)は「受験前なので合格を祈願しました。ダイコンはだしが染みていておいしいです」と笑顔。母の美和さん(48)は「長男もここに来て合格したので。娘も受かるようお祈りしました」と話していた。

 信貴山千手院の井上卓勝院代(70)は「ダイコンを食べながら、来年も穏やかで平和な年になるよう祈っていただければ」と話した。

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