米中の貿易摩擦が好調な世界景気に水を差すとの懸念から世界株安が再加速している。23日の日経平均株価は前日比974円(5%)安の2万0617円で取引を終え、約5カ月ぶりの安値となった。円相場は一時1ドル=104円台に上昇し、約1年4カ月ぶりの円高水準となった。アジア株や欧州株も売られた。
22日の米国株の急落を受け23日の日本株は全業種が売られる展開。日経平均の下げは一時1000円を超えた。「米国の輸入制限や対中国の関税政策は予想以上に強硬」(三井住友アセットマネジメント)と驚いた投資家の売りが膨らんだ。
23日の東京市場で円相場は前日夕方から約1円ほど円高が進んだ。105円を超えるのは米大統領選でトランプ氏の勝利が判明した2016年11月以来。三菱東京UFJ銀行の野本尚宏氏は「投機的な円買いの動きも加わった」と指摘する。
23日は中国株や韓国株も売られ、アジア有力企業を対象にした日経アジア300指数は2%安。ドイツや英国など欧州株もほぼ全面安となった。
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