アップルが発表した新しい iPad (2018年モデル、第6世代) は、高価な上位モデルの iPad Pro でしか使えなかった Apple Pencil 手書きに対応しつつ、安さで人気だった先代の iPad (2017) よりも安くなった製品。
アップルの教育市場向けの取り組みを伝えるイベントで発表されたことが示すように、新 iPad は教育機関が導入しやすい価格で、かつ学習と相性が良いペン対応が売りです。
しかしさすがに Apple Pencil は付属せず、別売り価格は特に値下げもない99ドル。キーノートプレゼンでペンシル対応を延々とアピールしたものの、セットで買ったら結局400ドル近くになるではないか、との指摘は免れません。
そこでアップルが、異例にもキーノートプレゼン中に発表したサードパーティ周辺機器メーカーの製品がこちらのLogitech クレヨンでした。
発表では詳細がなく、単に49ドルの価格だけが強調されたたため、もしかしたら従来の iPad Pro でも使えるのでは?との期待も集まりました。
Logitech Crayon と Apple Pencil の違いは、
・子供が持ちやすいサイズと形状。平らで転がり落ちにくく、滑りにくい。
・バッテリーはLightningケーブルを挿して充電。(ペンシルはLightning端子があり、電源がなくても iPadにペンシルを挿して充電できる)
・バッテリー駆動時間は8時間。(ペンシルの12時間より短い)
・Lightning端子のラバーキャップは本体とつながっており、紛失しない (ペンシルは分離するので気を抜くと無くす)
・対応は iPad 第6世代モデル(2018)のみ。互換性情報には iPad Pro がなく、「iPad (2018)専用に設計」とされている。
やはり、児童向けの安価なペンと iPad Pro の併用はできないようです。
また、ペンとしてはサブピクセルレベルの高精度と低遅延、傾き検出、パームリジェクション(手書きしながら画面に手をついても誤認識しない)を備える一方、Apple Pencil が備える筆圧検出は仕様にありません。
Logitech Crayon は、発表済みの米国では教育機関向け販売のみとされています。やはり新 iPad とあわせて導入する初等・中等教育市場向け製品のようです。
Read Again https://japanese.engadget.com/2018/03/27/ipad-ipad-pro/
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