2018年4月23日月曜日

企業のセクハラ対策、経団連会長「努力がいる部分も」

 経団連の榊原定征会長は23日の定例会見で、企業でのセクハラ問題の認識を問われ、「かつては容認された時代もあったが、今は『#MeToo(私も)』が世界の潮流。組織の長はセクハラの根絶を社内にしっかりと植え付けていかないと」と述べた。一方で、「しっかりやっている企業もあるが、すべてに浸透しているかどうかについては努力がいる部分もある」との考えも示した。

 財務省の福田淳一事務次官によるセクハラ疑惑に関連した質問に答えた。福田氏については「品位に欠ける。国のかじとりに関与する財務省の幹部で、まったくふさわしくない」と批判した。麻生太郎財務相の進退については「ご自身が決めること。一連の問題にどう対処して、正常化を図るかということも重要だ」と述べた。

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