□ジェイアール東海パッセンジャーズ
日本の大動脈として半世紀以上にわたって東京-名古屋-大阪をつなぐ東海道新幹線で、車内サービスを担当する「パーサー」の制服が平成29年10月、リニューアルされた。
東海道新幹線では、30年3月からパーサーの任務が拡大、従来は車掌が担ってきた緊急時の脱出用はしごの設置など、避難誘導や急病対応も担うようになった。制服の更新も役割変更に合わせたもので、旧制服時代のコンセプト「信頼性、親近感、プロフェッショナル」を維持しながら、仕事のしやすさを追求した。
新制服も濃紺が基調。春、秋、冬の3シーズンがジャケットスタイルで、女性用は旧制服をマイナーチェンジして現代風にアレンジした。ジャケットは肩パッドをなくして、羽織るような着心地にした。スムーズな動きができるよう肩回りの可動域を広げたほか、芯を使って美しいシルエットを保つよう工夫されている。男性用はシングルスーツを新たにデザインし、軽快さと機能性を高めた。夏服では男女とも、従来着用していた上着を廃止し、ベストを取り入れた。
胸に付けるライセンスバッジの色で、パーサーの職制が分かるようになっている。ワゴン販売の担当で、目にすることが多いエンジ色のバッジはパーサー昇格前の「アシスタントパーサー」。パーサーへのキャリアアップとともに緑になり、のぞみやひかりで車掌業務の責任者を担当する「シニアパーサー」は青。クルーの責任者として乗務する「チーフパーサー」は紫になる。出会う機会はまれだが、黒色のバッジを付けているのは、研修などで教育担当を務める「インストラクター」だ。
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