2018年10月2日火曜日

静岡の停電20万戸、広範囲で信号が消える

 本州を縦断した台風24号の影響で、静岡県では2日も、浜松市など西部地域を中心に大規模な停電が続いた。午前11時現在の停電戸数は約18万に上り、工場が操業停止を余儀なくされるなど影響が広がっている。

 県西部に電力を供給している中部電力によると、大規模停電は9月30日深夜から発生。強風による電柱の倒壊や、倒木が電線にかかるなどの被害が相次いだためで、1日には一時、同県の中電管内で過去最大規模となる約66万戸に及んだ。復旧作業を進めているが、倒木が道をふさぐなどしていて近づくのが難しい地域もあり、全面復旧は4日になる見通しという。

 楽器メーカーのヤマハでは、ギターなどの塗装を行う飯田工場(浜松市)の一部と、管楽器の部品を製造する松之木島工場(磐田市)が1日から生産を停止。浜松市では、地元漁協の製氷設備などが使えず、特産のシラスやトラフグの漁にも影響が出ている。食品スーパー「遠鉄ストア」も2日午前、レジが使用できないことから、4店舗で営業を見合わせた。

 県西部では、道路の信号も広範囲で消え、交通量の多い交差点では、警察官が交通整理にあたった。

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